2016年9月26日月曜日

縛らないゆるさ

最近、こんな本を読んだ。

『その島のひとたちは、ひとの話をきかない
 〜精神科医、「自殺希少地域」を行く』



全国で自殺が最も少ないとされる5カ所の地域をめぐり、人々の生活を観察した本。

徳島県旧海部町(現・海陽町)、青森県風間浦村、青森県旧平舘村(現・外ヶ浜町)、広島県下蒲刈島、東京都神津島。


どこもかなりの田舎で、
人間関係がしっかり濃密に出来上がっているのかと思いきや、
これらの地域の人々は人づき合いが希薄なのだとか。

親しい友人やコミュニティーをほとんど作らず、
あいさつ程度の付き合いにとどめた人間関係を基本としているようだ。

分かりやすい出来事で言うと、
「ひとの話をきかない人が多い」
「右へならえを嫌う」
「赤い羽根共同募金の寄付立が低い」
「色々な人がいていいと思っている」など。

なるほど、わずらわしい義務感で人を縛ったり、
人にどう思われるかを気にし過ぎたり、
自分の感覚を人に押しつけたり、という事が少ないわけだ。


自殺が少ない地域だからといって、ここのやり方を見習うわけではないけれど、
人が人を縛って苦しくさせるものの正体は、よく見えてくる本だと思う。



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