2017年11月27日月曜日

こんな世界があったとは!

中学で吹奏楽部の長男からの影響で、最近は吹奏楽のジャンルも聴くようになった。

それで色々と見聞きしていて『ローズパレード』というのを知った。
これはカルフォニア州パサディナで毎年元旦に行われている、カレッジフットボールの「ローズボウル」の前にパレードをするイベントらしい。

1890年からの伝統があって、今では何十万人もの人々が沿道で観覧して、全米でテレビ放送されているとか。

パレードには花で装飾されたフロート車、騎馬隊、マーチングバンドなどが登場して、ここに登場できるのはほんの一握りの、大変な名誉なことだそうだ。
日本の高校生の優秀さは有名で、ここ数年は毎年日本から一校が招聘されている。
こうして若い人たちが、素晴らしいパフォーマンスで国際交流していることに感動して、熱い気持ちでいっぱになった。


2016年 ローズパレード
東邦高校(愛知)吹奏楽部



2015年 ローズパレード
郡山高校(奈良)グリーンバンド



2014年 ローズパレード
名古屋南高校吹奏楽部




そして2018年の元旦には、2012年にも出場している京都橘高校グリーンバンドが再登場するそう。どんなパフォーマンスを見せてくれるのか、とても楽しみだ。


2012年 ローズパレード
京都橘高校、OG、グリーンバンド



とにかく可愛いパレードでの姿と違って、厳しい練習。
厳しい練習で作り上げたものには価値がある!頑張って!

2017年11月16日木曜日

許しの作業

最近、河合隼雄の「その多様な世界」という本を読んでいる。
これは1992年にあった河合隼雄の講演会と、パネリストを招いてのシンポジウムを記録した本で、話し言葉だし、パネリストの多様な角度からの発言も面白くて読みやすい。


パネリストは今江祥智、大江健三郎、中村桂子、中村雄二郎、柳田邦男


その中で大江健三郎が、カート・ヴォネガットとその家族や友人の話を始めたからびっくりしてしまった。
というのは、今まで『カート・ヴォネガット』というSF作家について語られたもので書評以外は見たことがなかったのと、そしてつい最近私が、11/3のコンサートでラフマニノフを弾いた後に、ヴォネガットの「タイタンの妖女」の話をしたというタイミングだったからだ。


大江健三郎はヴォネガットについて、その母親が自殺していることや、彼の息子が精神的な葛藤の末に回復して小児科医になったこと、またヴォネガットは友人から生活の原則(精神的にとても大切なこと)を勧められてそれを生涯守ったことなどに触れていて、私は初めてヴォネガットの個人的な背景を知ることになった。


「タイタンの妖女」の、人生に次々と起こるめちゃくちゃな予想外な出来事の末に、それでも人間は生きていたっていいんだ、存在していていいという終結で深い優しさを書き上げたヴォネガットが、長い年月小説を書くことで、母と自分とを許すための作業をずっとしていたんだなと思うと、胸に迫るものがあった。


そしてやっぱり、、インタビューや何かを見聞きするたびに思うのだけど、大江健三郎もそういう作業をしている小説家で、そして深く優しいなと思うのだった。


2017年11月8日水曜日

過ぎ去った時間を懐かしむ気持ち

ショスタコーヴィチのピアノトリオで演奏される機会があるのは第2番で、第1番のほうはあまり知られていない。

だけど、若い頃に作曲された第1番には中毒性というか不思議な魅力があると思う。


中間部と後半に2度でてくる、チェロの眩しいほどの純真なメロディーとピアノの高音和音の羅列を聴いていると、子どもの頃の自分を俯瞰で見ているかのような気分になる。


この種の感覚はロシアの作品に共通して言えることで、チャイコフスキー、ラフマニノフ、ショスタコーヴィチ・・・この人たちの音楽に触れていると、彼らはノスタルジー(郷愁)にこそ最も美しいものを見ているのではないかと思うことがある。

私はとりたててノスタルジーに重きを置く人間ではないけれど、彼らの音楽を聴いていると、自分の大切なあたたかい思い出と、そこにはもう戻ることのできない過ぎ去った時間への哀しみに、いつまでも浸っていたいような気持ちになる。



The Moscow Trio
3'29"〜と、7'52"〜と、懐かしさがあふれる。。

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